カテゴリ:熊野古道( 14 )
藤白神社に残る熊野三山本地仏
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木造熊野三所権現本地仏坐像。
Canon EOS 5D/EF20mm F2.8 USM 20mm
ISO100・f8.0・0.6


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左:阿弥陀如来(熊野本宮大社・熊野坐大神)。
右:薬師如来(熊野速玉大社・熊野速玉大神)。

Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO800・f3.2・1/100


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左:千手観音(熊野那智大社・熊野夫須美大神)。
右:十一面観音(藤代王子社)

Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO1000・f3.2・1/100、ISO1000・f3.2・1/80


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樹齢約千年、熊野の神々が宿るとされる大楠。
Canon EOS 5D/EF20mm F2.8 USM 20mm
ISO320・f11.0・1/125



藤白神社 藤代王子社跡
和歌山県海南市藤白466
JR紀勢本線海南駅よりタクシー・和歌山バス藤白下徒歩約5分・参拝者用駐車場有


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by scotchdesign | 2011-01-11 05:28 | 熊野古道
熊野古道とローカル鉄道
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桜の美しい和佐地区の歴史的な町並。
RICOH GR DIGITAL II/GR LENS F2.4 5.9mm(28mm)
ISO80・f4.0・1/930


JR和歌山線布施屋駅からJR紀勢本線海南駅までの古道の途中では、
「スーパー駅長たま」で全国区の知名度となった
わかやま電鉄貴志川線伊太祁曽駅に立ち寄ることができる。

僕はこの伊太祁曽駅を拠点にコースを分けて気分転換に散策したり、
沿線のウォーキングイベントなどに世界遺産マスターとして何度も参加している。

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矢田峠の上り口より和佐地区を振り返る。
Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO400・f14.0・1/160


中でもお気に入りとなっている布施屋駅と伊太祁曽駅の中間に位置する矢田峠は、
コンクリート舗装ながらも適度に古道の面影を残し、
気構えすることなく越えることができるので、古道の体験コースとしては最適だ。
もちろん峠に至るまでの道程に古民家が多いのも魅力的である。

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左:旅人を見守る役行者像。
右:峠の頂上には徳本上人名号碑がひっそりと建つ。

Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO400・f4.0・1/125、ISO800・f5.6・1/100


峠を越え、県道と交差しつつ緩やかに下る道の両側には無人販売所や直売所が多い。
春には地域名産のタケノコ、秋冬にはみかんを安く買うことができる。
シーズンにはタケノコ狩りと古道歩きをセットにしたツアーなどもあるようだ。

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車内にガチャガチャもあるおもちゃ電車 OMODEN。
Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO200・f4.0・1/320


峠を下りきってすぐの伊太祁曽駅で運が良ければ猫がモチーフのたま電車、
貴志川線の終点近辺の特産物にあやかったいちご電車、
車内に絵本コーナやガチャガチャが設置されたおもちゃ電車など、
楽しい電車に出会えるかもしれない。

貴志川線を使えば20分とかからずにJR阪和線和歌山駅へと戻れるので、
無理に一度で歩ききらずとも古道と電車を楽しんでみてはと思うのである。

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たま駅長がモチーフのたま電車 TAMADEN。
RICOH GR DIGITAL II/GR LENS F2.4 5.9mm(28mm)
ISO200・f2.8・1/250



わかやま電鉄貴志川線伊太祁曽駅
和歌山県和歌山市伊太祈曽73
近隣に有料駐車場スペース有り


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by scotchdesign | 2010-09-23 23:40 | 熊野古道
崔嵬嶮岨、湯浅に残る石畳の峠道
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2007年の鹿ヶ瀬峠。他は2009年以降の写真である。何度でも訪れたい道だ。
Canon EOS Kiss Digital N/EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM 10mm
ISO200・f5.6・1/40


このブログでは熊野古道らしい写真をこれまでほとんど掲載していない。
"らしい"とは多くのガイド、写真集で紹介されてきたような石畳の道の事だ。

以前の僕もそうであったが、
どうせ熊野古道を歩くのなら、石畳道をと思うのが普通ではないだろうか。
状態の良い石畳道は本宮近辺の中辺路や那智山、
また三重の伊勢路などの世界遺産登録地域に多く残っている。
しかし、いずれもアクセスなどがネックとなっている方が多いように思う。

そこでお勧めしたいのが大阪方面からも比較的近い湯浅の鹿ヶ瀬峠だ。
入門としてはやはり海南駅からの藤白峠ルートであると思うが、
古道らしさであれば圧倒的にこちらを推したい。

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摩耗はしているが判読可能な徳本上人名号碑。道標も兼ねており右が熊野古道である。
Canon EOS 5D/EF24mm F2.8 24mm
ISO200・f4.5・1/200


峠の湯浅側、前半はコンクリートの急な坂が続く。
平安時代より崔嵬嶮岨(さいかいけんそ:ごつごつとけわしい)と呼ばれ、
紀伊路の最難所であったのも納得である。
頂上付近では茶屋跡の広場や石垣の跡が見られ、賑わいを偲ぶことができる。
そして御坊側の下りは約500メートルに及ぶ石畳の綺麗な古道が続くのだ。

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左:地道やコンクリートとはまた違う踏み心地。
右:石畳で下りやすくとも適度な休憩が大事だ。

Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO640・f3.5・1/125、ISO100・f3.5・1/100


正確には503メートルの石畳は和歌山県日高郡日高町指定の文化財であり、
現存する古道中でも有数の長さとされる。
ひょっこり旅装の平安貴族が出てきそうな雰囲気で、
1枚目の写真のように天気の良い日は本当に緑が美しい。

世界遺産に指定されていないのは残念であるが、
紀伊山地の霊場と参詣道の重要な構成要素であることは言うまでもない。
今後の調査結果によっては追加指定の可能性もあると聞いている。

歩く際には湯浅から紀伊内原までを1つのルートとして考える。
石畳道以外にも王子社跡や道標、石仏など見所が多いのも嬉しい道である。

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峠から先はのどかな田園風景の中を歩む。
Canon EOS 5D/EF24mm F2.8 24mm
ISO200・f7.1・1/1250



熊野古道鹿ヶ瀬峠ウォーキング
JR紀勢本線湯浅駅〜同線紀伊内原駅
湯浅駅へはJR阪和線天王寺駅より特急にて約1時間15分


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by scotchdesign | 2010-05-23 23:43 | 熊野古道
小辺路が見せる表情
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木陰で雪を被っていなかった弘法大師丁石道標。
Canon EOS 5D/EF70-200mm F4.0L USM 121mm
ISO200・f6.3・1/125


熊野古道の代表的ルートは中辺路周辺だが、
僕は居住地の関係で紀伊路、小辺路を中心とした活動をしている。
昨年12月末にも雪の古道撮影を目的に高野山へと上った。
既に高野龍神スカイラインは冬季通行止めの期間であり、
山内もタイヤチェーンが必要な程であった。

小辺路はスタート直後より約1000mと標高があるだけでなく、
熊野古道といえば森林とのイメージも大きいからだろうか。
冬季の様子はこれまであまり紹介されたことがないように記憶している。

今回は高野山金剛峯寺より大滝集落まで歩き、
大滝にて昼食後は元来た道を戻るつもりの計画であった。
防寒対策はもちろん、ペース配分も無理なく設定はしていたのだが、
初めての雪山歩行に実際は予想より大分難儀をした。

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左:高野山へと戻る途中、融け出した雫に輝く古道。
右:前回は新緑の回廊であった。

Canon EOS 5D/EF70-200mm F4.0L USM 97mm、70mm
ISO200・f10.0・1/100、ISO100・f7.1・1/60


行き帰り共に他の歩行者と出会うこともなく、
鹿の足跡だけが点々と続く新雪の世界遺産登録地はとても美しかった。
しかし深く沈み込む雪は足への負担が大きく、滑らないかと神経も余計に使う。
時間のロスがあまりにも大きかったのだ。

結果的に御殿川鉄橋にて昼食をとり引き返すことにした。
そこから先の急坂は凍結しており、下りの危険回避を優先したのだ。
もう一息の地点であったのに残念である。

実は1カ所小規模な土砂崩れが発生しており、
帰宅後すぐに世界遺産センターに巡回結果を報告した。
この復旧対応がすばらしく、翌日にはもう土砂の除去が行われたそうである。

気軽にお勧めはできないが、
熊野古道小辺路が持つ表情の1つとしては大変魅力的であった。

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あいにく笠は持ち合わせていない。
Canon EOS 5D/EF70-200mm F4.0L USM 106mm
ISO250・f5.0・1/640


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by scotchdesign | 2010-05-16 02:47 | 熊野古道
熊野古道の風景
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気持ちの良い水田を汐見峠に向かう。
Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO100・f5.0・1/640


紹介する4枚は和歌山県内の熊野古道・紀伊路の風景だ。
いずれも世界遺産登録地ではなく、一般的なイメージとは少々違うかもしれない。
しかし、僕は表情の豊かさも熊野古道の魅力だと思っている。

古道を歩けばそこかしこに石畳道や、
中辺路の深山にも劣らない景観との出会いがあるのだ。

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左:旧街道の面影を伝える海南の路地裏。
右:今は国道の一部となっている印南の古道。

Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm、EF50mm F1.8 50mm
ISO100・f5.0・1/400、ISO100・f5.0・1/1250


たとえば田園風景の先、海南の市街を行く旧街道の面影に、
国道42号線となった開放的な南紀州の海沿いの道。
そして“浜街道”と呼ばれる千里の浜はウミガメ産卵地としても有名だ。

これらは全て幹線道路のすぐ近く、JRきのくに線沿線でもある。

もし和歌山まで来ることがあるのなら、
古道のルートマップを手に、少し散策してみてほしいと思う。
ふと曲がった路地や、海辺に懐かしい情景を感じることができるかもしれない。

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8月の千里の浜。海岸の道は浜街道と呼ばれ、伊勢路では七里御浜が知られている。
Canon EOS 5D/EF24mm F2.8 24mm
ISO100・f6.3・1/250


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by scotchdesign | 2009-10-02 22:16 | 熊野古道
2009年5月30日(土)、熊野古道・小辺路1日目(未校正)
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御殿川の手前、高野槇の小辺路をゆく。
Canon EOS 5D/EF70-200mm F4L IS USM 180mm
ISO200・f7.1・1/500


熊野古道は大きく紀伊路、中辺路、大辺路、伊勢路、小辺路、
そして大峯奥駈道に分けることができる。
その内、小辺路の踏査を紀伊路の南下と並行してスタートさせた。
小辺路は高野山と熊野本宮の聖地を最短距離で結ぶ。
大部分が世界遺産登録地であり、1000m級の山々を越える険しいルートだ。

5月30日(土)に歩いたのは高野山から奈良県野迫川村の大股まで。
高野龍神スカイラインや林道によって、古道が失われた部分などは
サポート隊に車での回送をお願いしている。
なお、参加者はサポート隊も含め全員が世界遺産マスターだ。

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左:金剛三昧院多宝塔、国宝だ。
右:小休憩をとった薄峠の道標。


9時に高野山内を出発し、まずは金剛三昧院から女人道を轆轤峠に上がる。
本来は金剛峯寺正面から道があったのだが、
現在そこは高野山大学の敷地となっている。

女人道と分岐後、しばらくは小辺路を拡張した林道を進み、
世界遺産登録地に入った後は下り道が続く。
途中薄峠の道標で小休憩をとった。

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左:放棄されてそうは経っていないであろう畑。
中:小さな墓地の脇に5体の地蔵。
右:御殿川にかかる鉄橋。


高野槇の林を抜け、集落もしくは畑の跡に入る。
この辺りでは高野山で利用される、高野槇の栽培を伝統的な産業としているそうだ。
墓地脇の地蔵に別れを告げ、さらに道を下り御殿川を渡った。
そこで鉄橋の立派な造りに少々驚く。

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左:馬も転がったという急坂。
中:大滝集落手前、道標の本宮は遥か先。
右:休憩所でお昼をとる。やはり古道歩きにはおにぎりだ。


橋を渡ればすぐにコンクリート舗装された急坂となっており、
上りきった先が大滝集落だ。
回送車で先回りしていたサポート隊と合流し、昼食をとった。
ここでは土地の方々が休憩所やトイレに土地を提供してくれている。
おかげでゆっくりと休息を取ることができた。ありがたいことである。

大滝集落を出発後、高野龍神スカイラインに行き当たるまでも世界遺産の道である。
状態の良い路面と、こちらでも高野槇の植林が目に付いた。

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左:世界遺産登録地であるだけあり、良い道であった。
中:急に視界が開け、スカイラインに合流する。
右:スカイライン建設時に資材置き場となった茶屋跡。


スカイライン合流後2Km程は道が失われており、回送車で移動している。
途中茶屋の跡地という広場に立ち寄る。
橋のたもと、奥からわずかに道らしき筋があるのが分かるだろうか?

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左:高野山との関係深い立里荒神社遥拝鳥居。
右:ドライバーが気づくことはないのだろう。


古道に戻る手前には荒神遥拝鳥居と地蔵がある。
これらは本来、先程の広場の奥、失われた古道にあったものを移動したそうだ。

スカイラインと分かれてから緑の気持ち良い古道を水ヶ峰集落跡まで上る。
旅籠が並んでいた道筋の防風林が印象深い。
冬季のの厳しい積雪と強い風の影響だろうか?
本来は真っ直ぐに伸びる杉がぐにゃぐにゃと枝分かれしているのだ。

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左より、水ヶ峰集落跡の防風林に道標地蔵、そして修験道に関係する碑。

そこからしばらくして林道タイノハラ線と合流後は飛びとびの古道を歩き、
舗装区間は回送車に乗っている。
途中見事なブナやミズナラの林があった。
ここに古道が残っていたならどんなに豊かな表情を見せてくれただろうか。

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紀伊路とはまったく異なる高地の植生。

遠くに雷鳴を聞いたため、タイノハラ線沿いはペースを上げて歩いている。
途中いくつかの地蔵があるが、どうやらスカイラインで見たものと
同じ作者ないしは寄進者のものらしい。

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それぞれの道標地蔵を見比べていただきたい。

非常に急な坂道を40分程下りきり、奈良県野迫川村大股に着き行程終了。
次回の難所となるであろう伯母子峠を眼前に見つつ回送車に乗った。


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左:この先でもう1度タイノハラ線に出た後、最後の下りとなる。
右:大股すぐ手前の素朴な地蔵。


40分程で戻った高野山内は夕立になっていた。
もう少し遅ければ濡れながらの下り坂となっていたかもしれない。

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次回はここから伯母子峠を越え、奈良県十津川村を目指す。

なお、FIO PROJECTにおいてこれらの写真を見た川合ユーキ氏が
熊野古道をテーマにした曲“儚-ヒトノユメ-”を書いているので紹介しておく。

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by scotchdesign | 2009-06-19 23:19 | 熊野古道
熊野古道に見る景色
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熊野古道に面した地蔵尊。日限地蔵尊にも劣らない存在感があった。
Canon EOS 5D/EF24mm F2.8 24mm
ISO1250・f6.3・1/40


熊野詣に直接関係はなくとも、古道では様々な祈りの景色に出会う。
そんな中で先日歩いた海南市から日限地蔵尊を紹介したい。

日限地蔵“ひぎりじぞう”とは決まった日に参拝することにより
ご利益があるとされる地蔵尊で、こちらでは毎月24日がその日にあたる。
日限地蔵尊は撮影不可であったが、お堂には多数の堤燈が下がっており、
篤く信仰されていることのよくわかる立派なものであった。

写真の地蔵尊は山門の石段の下、古道に面して建っている。
僕が訪れた時、線香の充満する中を老婆が一人熱心に般若心経を唱えていた。
線香のヤニで黒光りする像はそれ程古いものではない。
しかし、これまで一体どれ程の人々が祈りをささげてきたのだろうか。
その姿に生きた信仰の持つ力を感じた。

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ヤニで黒くなった姿に圧倒される。
Canon EOS 5D/EF24mm F2.8 24mm
ISO500・f4.5・1/25


地元の方によれば7月24日には万燈会が催されるというから、
ぜひもう一度訪ねてみたいと思っている。


浄土寺 日限地蔵尊
和歌山県海南市鳥居284
JRきのくに線海南駅よりタクシー・和歌山バス日限下徒歩すぐ・参拝者用駐車場有


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by scotchdesign | 2009-06-04 22:21 | 熊野古道
みかんの花香る熊野古道と伏原の墓
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柑橘類の香りが清々しい古道。今は蜜柑畑の農道となっている。
Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO320・f10.0・1/250


大阪から熊野古道を南下する旅はこれまで4日間。
大阪市は天満橋から、泉南市の和泉砂川まで約55Kmを踏破している。

本来ならいよいよ和歌山県へと歩みを進める予定だったが、
5日目となった23日(土)は有田みかんの開花に合わせ、
海南市から有田市のルートに先回りをした。
この旅では、歩いたことのある部分も改めて辿ることにしているのだ。

そのみかんの花だが、ベストシーズンからは少し遅かったようだ。
拝の峠北側の斜面にはいくらか残っていたものの、全体的には既に散った後。
それでも十分に柑橘類の甘い香りは堪能することができた。

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途切れることなく今も祭祀が続く伏原の墓。僕も手向けだけはわすれない。
Canon EOS 5D/EF50mm F1.8 50mm
ISO250・f6.3・1/125


このルートの終わり近く、有田市宮原には“伏原の墓”と呼ばれる史跡がある。
これは熊野詣の途中で行き倒れた旅人の墓石や供養碑などを
近隣から一箇所に集めたものである。

今でこそハイキングや観光目的で歩かれる古道だが、往時は命がけの旅であった。
皇族貴族とは異なり、庶民は病人や女性でも単独での旅が多く、
みな着物の袖に行き倒れた際の供養費を縫い付け熊野を目指したそうだ。

熊野詣は行程それ自体が修行であり、参詣者は尊い存在とされていた。
そこで、僧侶に施しをするのと同じように街道沿いの集落では彼らをもてなし、
行き倒れた者は貴賎を問わず手厚く葬ったのである。

現在でもその習慣は残っており、地域の方々は古道を歩く人に優しく、
伏原の墓を始めとする史跡にも花が絶えることはない。

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by scotchdesign | 2009-05-28 16:14 | 熊野古道
地名に見え隠れする熊野
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何気ないコミュニティバスのバス停だが
Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO200・f6.3・1/800


何度か書いてはいるが、熊野古道はルートや区間で随分と表情が異なる。
大阪府下の場合ほぼ全区間が一般車道となっており、
何気なく通れば、そこがかつての街道だとは気が付かないだろう。

反面、注意深く見渡せば随所に旧街道の面影を見いだすこともできる。

写真のバス停は大阪府貝塚市王子で見つけた。
この辺りにあったとされる、近木王子にちなんだ地名ではないかと思われる。
地区には後鳥羽上皇の熊野御幸にまつわるエピソードも伝わっており、
間違いはないだろう。
何気ないバス停も、そこから往時へのイメージが広がるからおもしろい。

歩くことで見えてくることもある。
時代の積み重ねや、時々の祈りに触れて歩く道。
最近、熊野古道とはそんな道だと思いを新たにしている。

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立派な屋敷の残る泉州の古道を歩く。
Canon EOS 5D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO320・f4.5・1/2000


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by scotchdesign | 2009-05-22 21:31 | 熊野古道
熊野古道、藤白坂と拝の峠
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古い町並みの中、急な拝の峠を登る。
RICOH GR DIGITAL II/GR LENS F2.4 5.9mm(28mm)
ISO80・f4.0・1/800


昨日は中学時代の仲間と熊野古道、紀伊路を歩いた。
ルートは古道の入門とも言える祓戸王子から山口王子まで。
駅ではJRきのくに線・海南駅から同・紀伊宮原駅までの約14.5Kmの区間。
途中、藤白坂と拝の峠、2つの峠を越える。

どちらも世界遺産には登録されていないが、古道の雰囲気は十分だ。
峠道以外では数ある王子社の中でも特に格式の高い五躰王子の一つ、
藤代王子(藤白神社)に旧家の多く残る町並など、
見所となる史跡も多くおすすめである。

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左:土道に竹林が気持ちの良い藤白坂。
右:舗装はされているが、見晴らしの良い拝の峠

RICOH GR DIGITAL II/GR LENS F2.4 5.9mm(28mm)
ISO80・f2.4・1/55、ISO80・f4.5・1/1300


今回は案内が中心で写真はあまり撮れていないこともあり、
ルートの詳しい紹介はいずれと考えているが、
何度も歩きたい紀伊路を代表する古道だといえるだろう。

それにしても、やはり古くからの仲間が世界遺産に興味を
持ってくれるのは嬉しいものである。
それぞれ仕事や勉学の良い気分転換としてくれたようで、
定期的な熊野古道の続きと共に、高野山方面の案内も計画することとなった。

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左:頂上でお昼と聞けば自然足も軽くなる。
右:よくあるパターンだが、記念撮影を撮影。


途中観光バス7台分のツアー客には驚いたが、
ゆっくりしつつも約6時間で予定より早く紀伊宮原駅に到着。
天候にも恵まれた気持ちの良い1日であった。

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by scotchdesign | 2009-04-30 23:56 | 熊野古道



現在27才。和歌山県世界遺産マスターmikanagiの写真とデザイン、紀伊山地の霊場と参詣道。そしてお酒のこと。Scotch designはとあるプロジェクト名。
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お気に入り & おすすめ

神々の杜

熊野三山他、全国の神域をテーマにした石橋 睦美氏の写真集。僕の目標の一つ。


歴史原風景

伝説と歴史の地を辿る石橋 睦美氏の最新写真集。


世界遺産 日本の原郷 熊野古道

熊野をテーマにした写真集を多数手がける山本 卓蔵氏。この本には紀伊山地の景観が凝縮されている。


熊野古道を歩く旅

大阪府下の紀伊路はこの本を頼りに散策している。


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高野山町石道、七口、女人道と高野の歴史を辿る道。


熊野古道 みちくさひとりある記 ほか

先輩の世界遺産マスター、細谷 昌子氏の著作。


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熊野の植生と虫のこと。目からウロコの内容だ。


紀ノ国屋本左衛門

方言や名物、和歌山の全てが面白おかしく分かる本。東京アートディレクターズクラブ(ADC)賞受賞。


f.64 カメラバッグ sunbrela ベージュ

日帰り旅行ならカメラから手帳まで全てが収まるジャストサイズ。


f.64 カメラバッグ

デザインとA4書類が入るなど機能性を両立したmikanagiおすすめのカメラバッグ。クッション入りのサイドバッグは着脱可能。


Canon EF20mm F2.8 USM

開放時の派手な周辺減光が個性的な広角レンズ。ズームレンズにはないシャープ感は秀逸。


TAMRON SP AF90 F2.8 Di MACRO 1:1 Canon 272EN

マクロとしてはもちろん、人物や食品にも使える中望遠レンズ。


Canon EF70-200mm F4L IS USM

高価だが、このレンズに任せておけば間違いないと信頼できる一本。


HAKUBA レンズペン

古道でもかさばらず、小さなブロアーとこれがあればレンズの応急清掃が可能。


HAKUBA レフ板プロ 32インチ KRF-P32SW

ポートレートや小物の他、1枚で撮影の幅が広がる反射板。


Canon RS-80N3 リモートスイッチ

風景、夜景、商品といった三脚撮影にはかかせないリモコンスイッチ。
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