カテゴリ:高野山町石道( 3 )
世界遺産マスター合同清掃ウォーク
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世界遺産マスター's
Canon EOS 5D/EF24mm F2.8 24mm
ISO200・f7.1・1/25


日曜は予定通りに、世界遺産マスター合同の高野山町石道の清掃活動に参加した。
主催は1期の方で、1〜3期のマスターが揃っての活動は初だ。
ちなみに僕は2期のマスターである。

JR笠田駅に8時40分集合後、コミュニティーバスで丹生都比売神社へ。
現地集合のマスターも加え総勢8名で安全を願い神社参拝後、
八町坂から町石道に入るべく9時半過ぎに出発した。

天候にも恵まれ、途中の史跡では学習も交えながらの行程となった。
丹生都比売神社周辺、天野の里には多くの有・無名の史跡が点在している。
奈良の飛鳥程とは言わないが、好きな方はここだけでも一日
十分に散策して楽しめるだろう。

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左:平家物語、鹿ケ谷の陰謀の行に登場する有王丸の墓。
右:これも文化的景観の一つ。植林杉の間伐の様子を確認。


ゴミを拾い、倒木や、足元の危険となるような岩を道端に除ける。
森林ボランティアに参加経験のあるマスターからも間伐の様子を
見聞きしながら休憩地点の地蔵堂をめざした。

この付近でゴルフ場と一部隣接するのだが、
そこからと思われるペットボトルや空き缶の類をいくつか回収する。
ゴルフ場は私有地ゆえに、そちらのマナーはプレイヤーに任せるしかない。
この世界遺産の保全を行う上で難しいのは、
広範囲に及ぶ各参詣道は常に公有地を通る訳ではない点だろう。

熊野古道も私有地を通る地点がいくつもあり、
地権者の方の好意で開放されている事を知っていただければと思う。

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左:この町石は元寇の頃から建ちつづけている。
右:泥浴びだろうか、イノシシが掘り返した跡をならす。


お昼休み中に九度山の慈尊院から上ってこられたマスターを加え、
参加メンバーは9名となった。

ここからが今回のメイン作業地。
2日前に降った雨の影響か、足下の悪い場所が目につく。
そんな箇所はクワで溝を掘り、谷側に水の逃げ道を作ってやるのだ。

そしてもう1つ目立ったのが猪による路面の損傷だ。
泥浴びをした跡に、餌を探して掘り返した跡と、それら一つ一つに土を
盛りならしていった。
1期の方によると、餌の少ない冬場は夜中この辺りまで降りてくるらしい。
おそらく平安の昔からそうだったに違いない。

今回3期の方に測量・土木関係の方がおり、その技術には関心させられた。
道から外れた急斜面も自由に登り降りしながらゴミを回収し、
直径4、50cmはある太い到木さえものの数分で切断する。
マスターにはこうしたあらゆるジャンルの方が任命されているのが面白い。
かくいう僕もこうして記録写真を撮っている。

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左:回収したゴミや遺失物。想像以上に多かった。
右:矢立の案内板で記念撮影。大門へはさらに奥の道を行く。


そうして町石にして60本分、120町石から60町石の区間約6.4Kmの作業を終え、
矢立に到着したのは2時を少し過ぎた頃だった。
ここで和歌山県世界遺産センターの高野担当職員の方に回収物を引き渡し、
センターから借していただいたクワとジョレンをお返しした。

次回の矢立てから大門までの計画を確認し、記念撮影後に2時半で解散。
そのまま大門まで上がった方もいれば、バスで戻った方もいる。
僕はというと4名で一般車道を40分程下り、南海高野線紀伊細川駅から
橋本経由で和歌山に戻った。

作業は大変だが親睦も深まり、充実した清掃ウォークであった。


※クワによる路面の補修・倒木の処理などについて
世界遺産登録地域は“世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約”により、
補修・整備等であっても本来は現状変更の許可申請が必要となります。
今回の和歌山県世界遺産マスターによる活動は和歌山県世界遺産センター指導の下、
ユネスコとの取り決めに即した範囲内で作業を行っています。

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by scotchdesign | 2009-03-10 04:12 | 高野山町石道
世界遺産・高野山町石道
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丹生都比売神社付近の町石
Canon EOS 40D/EF24mm F2.8 24mm
ISO100・f11.0・0.5・トリミング


これまでたびたび触れている高野山町石道。
この道は高野山のふもと、九度山の慈尊院と高野山内とを結ぶ参詣道だ。

町石とは1町(約110m)ごとに建てられた石塔で、
梵字や寄進者の名前などが刻まれている。
高野山壇上伽藍で一際目立つ根本大塔を起点に数え、慈尊院から180町石。
つまり、参詣者は登につれ番号を若く数える。
また、大塔から奥の院までは山内の36町石を辿ることとなる。

主に江戸時代までメインルートとして利用され、寄進者には公家関係者の他、
有名なところでは北条時宗など鎌倉御家人の名前も多い。

大阪方面からも日帰り可能な距離に、初心者でも歩き通せる参詣道とあって、
まずは世界遺産を体験してみたい方には中辺路などの
熊野古道よりも挑戦しやすいだろう。

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高野山町石道
Canon EOS 40D/TAMRON 90mm Macro 90mm
ISO100・f11.0・0.3、ISO100・f11.0・0.4



高野山町石道ウォーキング
南海高野線九度山駅〜高野山壇上伽藍
途中南海高野線各駅への迂回路有

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by scotchdesign | 2009-03-08 02:04 | 高野山町石道
週末は町石道清掃ウォーク
連日会社での泊まりが続いている。

デザイン関係はどこもこの時期に仕事が集中するもので、
覚悟はしていたが予想以上の忙しさだ。
状況は厳しいが、週末は町石道の清掃があるので体力的に無理もできない。

和歌山県世界遺産マスターに認定され、紀伊山地の霊場と参詣道の
保全活動に参加するようになって1年と少し。
昨年は何度か参詣道の案内をしただけで、マスターらしい活動ができなかった。
今年はなるべく色々な活動に参加したいと思っている。

この週末は丹生都比売神社から、中腹の矢立(60町石付近)まで約8Kmの予定だ。
ゴミ拾いや道の状態などを確認しながらとなると、
それなりに時間はかかるだろう。

天気が良ければ解散後に撮影もしたいものである。
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by scotchdesign | 2009-03-05 03:20 | 高野山町石道



現在27才。和歌山県世界遺産マスターmikanagiの写真とデザイン、紀伊山地の霊場と参詣道。そしてお酒のこと。Scotch designはとあるプロジェクト名。
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